弥生さんにしてはたくさん喋ってくれたと想う。それだけ満足のいく写真展だったことだろう。お見合い、ファーストコンタクトから、この人はスイッチのオンオフがはっきりしているんだなということがわかった。わかりやすい人だと付き合っていて楽かもしれない。好きなものは好きと言える気持ち抱きしめてたい。

お昼ご飯から写真展までけっこう歩き疲れた今回のデートだった。写真展が終わってから、気まずいわけではなく、単純に疲れているせいか2人ともあまり話はしなかった。これも自然体だと思う。やがて、もうこれでお別れという間際になってきた。

「今日とても楽しかったです。ありがとうございました。また来週あたりご飯でもどうですか?」
「そうですね。ただごめんなさい。来週はもう予定があるので。少し間があいちゃいますが、再来週ならどうですか。」

おっ!弥生さんから代案がきた。これはなかなか好感触のデートだったのではないだろうか。一般的に代案のない無理はもう無理らしい。予定で間があくのは仕方ないとして、これを逆手にとってじっくり考える時間ができたということだ。今、弥生さんの他にお付き合いしている人もなく、せっかくのご縁を逃すわけにはいかなかった。

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