時刻は2時を過ぎた。真紀さんは次のお見合い相手とお見合い中、自分は電車に揺られている。帰り道で今日の出来事を振り返る。

お見合いが初めてという相手は前にもいたと思う。足がかゆい人だったかな。今回は足はかゆくなかったが、もぞもぞするというかなんというか。慣れてしまえば普通の人なのだろうが、初見では不思議な人だった。

ただ、根が素直なだけで悪い人ではないとは思う。初めてのお見合いというのは人を惑わせるのかもしれない。こんなことを言えるほどお見合い経験値が上がってしまった自分を少し残念に思う。十分に経験を積む前に婚活という世界から卒業したかった。

真紀さんのマルかバツかの評価をするならマルだ。またお会いしてお話はしてみたい。結局のところ、彼女の人となりが見えず終わってしまった感があるからだ。お茶の続きなんてお見合いそのものに対するテクニカルな話題だし。彼女がどういう人かというのは結論が出ていない。

帰り道こそ交際希望の返事は言わなかったものの、今夜か翌朝には相談所に連絡を入れようと思う。

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