「これって2人前ですか!?」

「はい。2人前です。」

それがどうかしましたか?と言わんばかりの表情で、さらっとスタッフさんは答える。

「わかりました。ありがとうございます。」

2人で顔を見合わせる。

あの店の2人前を注文したら、多すぎて全然2人前の量じゃなくて。と酒席での話のネタなら、いい肴になりそうだ。ところが現実はあまりの多さにどうしようかと戸惑うばかり。

「2人とも来たので食べましょうか。いただきます。」

「いただきます。」

お子様ランチという名前なのにこの濃厚な味わい。やみつきになる。わけでは決して無く、単に脂っこい。エビフライにハンバーグにポテトとどれもボリュームがある。心の中の声が見ただけでお腹いっぱいだとつぶやいている。

「お子様ランチ、すごいボリュームですね。私びっくりしました。」

「僕もですよ。これ食べきれるかな。持って帰ろうかな(笑)」

「またまた。そう言いながら男性なら全部食べられますよ(笑)」

「そうですよね。いただきます!」

心と体は裏腹だ。

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