「ううん。連絡なかなかできなくてごめんね。こちらこそありがとう。」

「麻美ちゃん、連絡連絡ってもう謝らないでよ(笑)別に悪いことやってるわけじゃないし、それだけお仕事大変だったってことだよ。」

自分なりの精一杯のフォローだった。

「それでは行きましょう。」

久しぶりに彼女の手を握る。少し冷たい手だったが、きっと心は温かいのだろう。

お昼ご飯のお店へ。休日は予約の取れないお店で、お昼ご飯時ということもあり人は並んでいるが、お店に入れば席と席の間隔がある程度取られている。今日のキーワードは、のんびりゆったりだ。

食事をしながら、麻美子さんの近況報告に耳を傾ける。メールに書いてあったこととあまり代わりはないが、仕事が立て込んでいたことに加え勉強会もあったこと、さらに本職とは別に中途採用の新人の指導まで任されてしまい、完全に回らなくなったこと。

こちらとしては、大変だったねと声をかけることくらいしかできない。彼女と仕事を変われるはずもなく、ただただ聞き入るしかなかった。

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