「あのですね。」

「はい。」

一瞬の間を置いて、しっかりとつぶやく。

「有里さんにお渡ししたいものがあります。」

そう言ってカバンから手紙を取り出した。一呼吸を飲み込んでから次の言葉を話す。

「お家に帰ってから読んでくださいね。」

「はい。わかりました。」

渡すときに有里さんと目があった。なぜか理由はわからないが笑われてしまった。

「え?ここ笑うところですか?」

「だって、もりおさん真剣だから(笑)」

「そりゃ僕も真剣になることくらいありますよ(笑)有里さんに手紙渡すだけなのにものすごくドキドキしましたよ。」

確かに気づかないうちに手のひらに汗をかいていたようだ。

「僕の気持ちです。よろしくお願いいたします。」

「わかりました。ありがとうございます。」

すべてが終わったかのように、肩の力が抜けていく。特に話すこともなくあとは帰るだけだ。

「そろそろ行きましょうか。」

そう言って有里さんの手を握り立ち上がる。

「あ、汗ごめんなさい。」

「いえいえ(笑)」

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