学園祭と言えば屋台があったり、各部の催し物があったりと文字通りお祭りだ。雰囲気に飲み込まれ年齢を忘れて楽しむことができた。屋台のはしごで食べ歩きをしたり、催し物で案内係をしていた学生をからかってみたり、ミスコンで目の保養をしたりと(隣にまどかさんがいながら)調子に乗っていた面は否めない。

そんなおかげでデートは十分に楽しめた。ここでおなかいっぱいになっているのは自分自身だが、終わってからのクリスマスツリーがまどかさんにとっての本番だ。

「かなり歩きましたけど大丈夫ですか?」

「はい、私も歩くの好きなので。」

まどかさんは疲れている表情を隠すかのようににこやかに答える。好きかどうかは本当か知るよしもないが、こちらに気遣ってもらっている気持ちは十分に伝わった。

時刻は4時を回り、そろそろ第一部はおしまいだ。

「少し速いけど、そろそろいきますか。軽く食事してから着いたらちょうどいいくらいと思いますよ。」

「そうしましょう。学園祭来られてよかったです。楽しかったです!」

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