その後、デートプランは細かいところまで決めるためのやりとりが続いた。2人ともこういうのが性に合っているのだろう。

時折、まどかからは「もりちゃんマメだね」と言われるが、彼女にも「マメ」の部分があるからこそそう感じてもらえるのだと思う。

よし!じゃあこれで決まりだね。
14日楽しみにしてる!!

プランは決まった。同じ事をして違う結果がほしい。なんて虫のいい話だが、今回こそはと以前大敗北を喫した観覧車をデートプランに組み込む。観覧車までのデートプランなんて、変更になれば何とでもなるし話し合えばよい。

一人暮らしのまどかさんにとって、お母さんが病気でという言い訳はないだろうし、前回と違うのはあらかじめ観覧車に乗ろうと伝えていることだ。観覧車に乗ることを何かあるなと察していただければありがたい。思考は一方的に自分の都合のいい方にどんどん進む。

なぜこんなに観覧車にこだわるのかの本当の理由は、告白=こういうシチュエーション。しか思い浮かばないから。という貧相な発想に基づくのだった。

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