駅出入り口が見えるところに車を止める。まどかさんが降りてくるのが見えた。彼女は車を見つけ手を振りながら小走りで駆け寄ってきた。こちらも一度車内から出て迎え入れる。

「あ。マフラーしてくれてる。ありがとう!」

「いえいえ。ほんとあったかいね。まどか様の愛情たっぷりです(笑)」

「またまたー(笑)では出発しましょう。」

車に乗り込み、すでにきちんとなっているルームミラーを整え直す。最後の一大イベントがプロポーズとあって、無意識に緊張している自分がいる。これはいつものデートと変わらない。と心の中で言い聞かせる。

「お天気でよかったね。」

「明日も大丈夫みたい。いい元日になりそう。よかったね。」

「ほんとよかった。」

何気ない会話で自分のペースを取り戻しにかかる。

「今日お付き合いありがとうね。全部私のわがままなのに。」

「わがまま言える相手になれてよかったよ。」

「もりちゃん上手だね(笑)」

「恐れ入ります(笑)」

あー。そうそうこんなリズム。こんな感じ。この調子で一日過ごしたい。今日はお笑いもオチも何もいらない。ただただプロポーズを成功させるのみだ。

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