車はナビの指示どおりに進む。車内はとりたてて何かを話さなくても不自然ではなかった。考えるにはそれがちょうど都合よく、まだ脳内ではシチュエーションを決めかねていた。

車はやがて高速の入口にさしかかる。このまま乗って出口を出ればほどなくまどかさんの自宅前だ。

「もりちゃん?」

「ん?」

「眠い?難しい顔してるよ。」

「大丈夫大丈夫!」

「まだまだ帰るまで時間かかるんだからちょっと寄り道して行きなよ。途中パーキングエリアあるよ。」

「パーキングエリア?」

「うん。」

「それだよ!!」

「え?」

思わずそれだよと声を上げてしまった。まどかさんには何のことかわからないと思うが。いやわからないでいてほしい。

「よくわからないけどもりちゃんが元気ならよかった(笑)」

「ごめんなさい(笑)そうだね。ちょっと休みます。ありがとう。」

すべてが決まった緊張感からか、急に心臓がしっかりと動き出す。眠気どころではない。

アクセルをやや強めに踏み込みプロポーズに向けてぐんぐんと加速していく。

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