「もう髪は整えようがないので、眉でも整えておきますか。」
つけまつげやドーラン(正式な名称はわからない)他にもたくさんメイク道具があるのに、自分だけは眉を整えてメイクは終わりだった。ちらっと見ると、隣の隣の女性のメイクはまだ続いているようだった。メイク料金込みのお代を払いながら、これだけで終わってしまうのはなんだか損をした気分だ。それでも自分史上最高の写真を塗り替えるはず。仕上がりは完璧なのだろうからよしとしなければならない。
「それでは引き続いて撮影がありますので、一度ソファーのほうでお待ちいただけますか。」
待合のソファーに戻る。戻ったところ、就活写真を撮りに来たであろう若い学生らしき人がいた。彼女は一目自分を見たが特に気にする様子もなく淡々としていた。格好よくなっているはずだから二度身くらいしてくれてもいいのに。いやいやそういう目的ではない。
10分ほど経った頃だろうか。再び案内を受け今度はスタジオに入る。
スタジオ内にはカメラマン。アシスタントらしき人が2人。反射板に白い背景。照明を集める傘(また正式名称はわからない)がある。他に小道具が散らばっている。いよいよ撮影と思うと妙な緊張感が漂う。
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