浮かんでは伝える言葉のサイクルもやっと落ち着いてきた。

「もりちゃん、あのね。」

駅へと向かう帰り道。ひととおり話を終えた自分の様子をみてまどかさんから喋りかけてきた。

「いまさら、言うことじゃないかもしれないけど。」

「えっ?うん。」

これまでの浮かれていた空気をかき消すような語り口だった。

「もりちゃんとのお見合いなんだけどね。」

「えっ?俺との??」

「うん。」

「実はね、私が申し込んだんじゃなかったんだ。」

「??どういうこと?」

話はこうだ。実はまどかさんの相談所の担当者が勝手に申し込んでおり、お見合いの合意はできたので自分の方から申し込みがあった。という形になっていたこと。を最近聞かされたらしい。以前にも代理で申し込みはあったが、今回もだったとは(笑)

「だから、最初のときはそれほどまでというか(笑)」

「あの。。それ以上言わなくていいです(笑)」

「でもね。それでも今こうやって付き合えてるからよかったなと思って。それだけ(笑)」

この人となら合うかもしれないなと誰かが代わりに申し込む。これが、いわゆる「お見合い」という形かもしれない。

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