観覧車はどんどん上昇していく。乗ってから一瞬一瞬が速い。

高さに比例して心拍数も最高潮。冬というのに自分の体は汗だくだ。一方でまどかさんは落ち着いている。ぼんやりと外を眺めている。

夜景はよりいっそう小さくなり、目上にある観覧車は2台ほど。もう頂上手前まで来ている。伝えるなら今しかない。

「ま、まどかさん。」

「はい。」

隣にいるまどかさんに体を向け目を見つめながらしっかりと話す。

「まどかさんと知り合ってまだ日は浅いですが、これまでのようなお付き合いではなく真剣にお付き合いをしたいです。よろしくお願いします。」

「はい。こちらこそ。よろしくお願いします。」

まどかさんは戸惑う様子もなく軽くほほえんだ。

物事が決まるときはあっさりだ。こんなのでいいのかと思うくらいあっさりだ。これまで背負っていた重い何かがすっと肩から落ちる。

「ありがとう。」

そう言いながら、勢いで彼女を抱きしめキスをした。

ちょうど観覧車は頂上で止まっていた。

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