時刻は9時半。人の集まりが少しずつ増えてくる。普段ならあり得ないが、今日だけは特別なのだろうか。会場付近にはステージを中心として、座り込んで雑談するグループやカップルの姿が見える。さすがに堂々と飲食はないようだが、さながら災害で避難所になった体育館のようだ。
「みんなこんな風にしてカウントダウンまで過ごすんだね。初めてだからびっくりだよ。」
「そうだね。なんか不思議だね。」
朝から頑張ったのかまどかさんは少しお疲れなのだろう。声のトーンがやや落ちている。
「大丈夫?よかったら始まる直前まで寝なよ。肩貸すよ。」
「起きとくから大丈夫。ありがとう。」
そう言いながら、言葉とは裏腹に間もなく、こくりこくりと舟をこぎ始めた。
このまま静かにしておこう。
まどかさんの体をそっとこちらに引き寄せ、自分にもたれかけさせる。すやすやと寝息を立ててしばらく起きる気配はない。
時計を見るとまだ10時。カウントダウンまでは空白の時間になりそうだ。
「みんなこんな風にしてカウントダウンまで過ごすんだね。初めてだからびっくりだよ。」
「そうだね。なんか不思議だね。」
朝から頑張ったのかまどかさんは少しお疲れなのだろう。声のトーンがやや落ちている。
「大丈夫?よかったら始まる直前まで寝なよ。肩貸すよ。」
「起きとくから大丈夫。ありがとう。」
そう言いながら、言葉とは裏腹に間もなく、こくりこくりと舟をこぎ始めた。
このまま静かにしておこう。
まどかさんの体をそっとこちらに引き寄せ、自分にもたれかけさせる。すやすやと寝息を立ててしばらく起きる気配はない。
時計を見るとまだ10時。カウントダウンまでは空白の時間になりそうだ。
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